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俳句

2018年12月 6日 (木)

吟行句会

 吟行で深川の芭蕉記念館に行く。清澄庭園から歩いたのだが、下町はどうしても緑が少ない。亡くなった姑が、落ち葉をひどく嫌ったのを思い出した。
 道端に枇杷の花が咲いていた。地味でやや寂しげな花だが、これを見ると12月を感じる。うちの近所にもある。わりに丈夫な木なのかもしれない。

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枇杷の花人の時間の外に咲く〉    山田弘子

枇杷の花叩いて撫ぜる盆の窪〉    錦織栁史

枇杷の花何で私はここに居る〉    こはる 

 この日の吟行句会は17人。芭蕉稲荷で詠んだ句で、久しぶりに高点と主宰の特選をいただいた。

落葉して芭蕉稲荷の津波〉    こはる

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(境内の説明板からも、大正6年に津波があったとわかります。ずっと昔からこの辺りには、たびたび津波が来ていたようです)



2018年11月 8日 (木)

久しぶりに俳句の話

 先日、11月の句会があった。このところおよそ俳句気分ではなく、読む本も文芸書には遠いものばかり。気が乗らないまま作った。当日の兼題は「銀杏(ぎんなん)」。

銀杏を食う少しだけ縄文人〉   蕩遊

銀杏降る上野の森のムンク展〉  和子

焼銀杏一串五粒手酌かな〉   ちとせ

銀杏の実るホームや母の留守〉   こはる

 私はまだ母のことが頭から離れない。

 庭の野紺菊が咲いた。今年は夏が暑かったからだろうか、いつもより咲き始めが遅いような気がする。庭隅で手入れもしていないのだが。

甘えたき素振りも見せず野紺菊〉   こはる

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野紺菊は地味だけれど、群れて咲くときれいで、私はとても好きです)

 あまりにも俳句に縁遠い毎日なので、octpus11さんが紹介されていた小川軽舟の『俳句入門』 を、読んでみようと思ったところ。実は小川氏は、私の古文書の先生の俳句の師に当たる。今の私自身の俳句の師匠とは、かなり作風が違う。もう少し長い形のものを書きたいと、最近はよく思います。

 

2018年9月20日 (木)

曼殊沙華

 すっかり秋になって曼殊沙華が咲いている。先ほど団地の隅に毎年咲くところを見に行ったら、すでに盛りは過ぎた様子だった。そんなわけでこれは少し以前に撮ったものです。

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 どことなく禍々しい感じのする花で、死人花の異名もあるらしい。秋の彼岸のころに咲くし、墓地に多かったのだろう。でも金子兜太に有名な句があって、私はこれが好きだ。

曼殊沙華どれも腹出し秩父の子〉   金子兜太

 故郷を想うと、句は明るく大きくなるらしい。

曼殊沙華もろ手をあげて故郷なり〉   鈴木真砂女

 このところ、母の遺品整理に忙しい。自分の物も片付けないと、母の遺品を受け入れるスペースが出ないため、そっちでも忙しい。

何もかも捨ててしまへと曼殊沙華〉   こはる





2018年8月26日 (日)

ヘクソカズラ

 灸花=ヤイトバナともいうが、屁糞葛=ヘクソカズラが本名らしい。庭隅に咲いていて、よくみるとかわいいのである。臭いはともかく。

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花あげてへくそかづらはかなしき名〉   国松ゆたか

八十の乙女しくしく灸花〉   鳴門奈菜

へくそかづらはわが放浪のそぞろ神〉   吉田渭城

俳句には難しいみたい・・・。


2018年8月 4日 (土)

五十日祭

 母の五十日祭が終わった。仏教の四十九日に当たる行事で、このときに納骨も行う。当然ながら墓前で、つまり炎天下の墓地にみんな並ぶわけで、神主さんも大変。簡素で分かりやすい式辞を、書いたものなど一切見ないで、きれいな声であげてくださった。一つの区切りになり、総領娘としては大役を終えた気分である。

 墓地にはビーチパラソルがさしかけてあった。びっくりした。平日だったので、ほかに来客もなく、墓地は白々と明るく、ひたすら暑かった。

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 片隅に咲く凌霄花。スマホで撮ったので近寄れなかった。真夏に目立つ美しい花だが、花と蕾には毒があると聞く。

雨のなき空へのうぜん咲きのぼる〉    長谷川素逝

2018年7月28日 (土)

蓮開く

 もうじき母の五十日祭。仏教の四十九日に当たる行事で、納骨もこの日になる。私は兄弟のいない長女なので、喪主である。お墓の継承を済まさなければ、納骨もできないので、このところ忙しかった。

 以前に従兄が送ってくれた蓮の花の写真。場所は鎌倉の鶴岡八幡宮である。

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生きること死ぬことの訳蓮の花〉   伊丹三樹彦

2018年6月30日 (土)

辣韭漬

 今年は梅雨明けが驚くほど早かった。でも秋が早いとは限らないから、この猛暑がえんえん10月まで続くのかもしれない。
 辣韭を漬けた。500グラムほどのわずかな量で(半分、生のままで娘にやった)、甘酢漬けである。ときどき漬けるのだが、なぜか毎回、味が微妙に違う。

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 右の太い瓶が辣韭、左は気まぐれに漬けた杏酒。どちらも1リットル容量のガラス瓶。辣韭は冷蔵庫、杏酒は台所の隅にある。辣韭は7月半ばには食べられるだろう。楽しみ♪
 杏は黒砂糖と蜂蜜があったのでそれを入れ、ホワイトリカーを適当に注いだもの。どうなることやら。

ラッキョウ泥まみれ年とるたのしさもある〉    田中かほる

辣韭漬味に正解なかりけり〉    こはる

2018年5月 3日 (木)

5月 

 いい季節になった。それなのに、今日は出かける気になれない。どうしてだろう? どうも2日続けて活躍すると、3日目にはぐったりするようになったらしいのである。下町の句会の次の日が水泳スクールに当たっており、コーチがいいのでつい参加してしまった。去年入院手術するまでは、いつもこんなスケジュールで、平気だったのに・・・。

 水泳は長くやっていれば、骨量維持にずいぶん効果があるそうだ。リウマチの専門医が言うのだから確かなんだろう。先日、骨の検査をしたところ、20年近くリウマチでステロイドを飲み続けていたわりには、結果がいいと言われて驚いたところである。水泳のせいだろう、と。

 庭のバラが満開で、これも20年くらい咲いている。ガリカ種で西洋中世の絵に出てくるタイプ、初夏にしか咲かない。棘がすごくて剪定には厚い手袋がいる。バラに言った。「お互いに元気でいたいよね」。

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よきことの二日続きて聖五月〉   こはる

2018年4月15日 (日)

4月の句会

 温度差に振り回されている間に、4月も後半にさしかかってきた。月の初めに句会が2つあって、ひとつは下町で18人くらい、もうひとつは大きな会で、こちらはいつも欠席投句を繰り返している。参加者が40人を超すのである。難聴にはつらい。どうせ欠席だと思うと、大胆というか奇妙な句を出すことになる。

少しだけこの世の辛味春大根

小貧乏どうにもならず啄木忌

 どちらも点をいただき、主宰にも選んでいただいた。あれ? 先日の〈しわくちゃを愛しているの春キャベツ〉も、この句会に出したものである。

 たまには出なくちゃなあと思います。

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2018年3月 7日 (水)

春三月

 三月は忙しない。今年はいっそうそれを感じる。病院通いに加え、句会だの家族会だのに参加、おまけに水泳にも行ったら、ほとほと疲れてしまった。用事は連日にならないようにして、何もしない日を作らなければいけないのに、貧乏性なものでそれが難しい。

 近所の公園にはミツマタがあって、いつも今ごろ咲いていた。公園のリニューアルとともに姿を消してしまい、とても残念に思っている。地味なので無視されたのかしら? 和紙の材料として有名なのに。

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 春の句を少し。最近のも以前のも、点を多くいただいたのも、そうでないのもあります。

春うらら母の眼鏡が見つからない

しわくちゃを愛しているの春キャベツ

ふらここや背骨の天地無用感

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