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俳句

2018年2月 8日 (木)

2月の句会

 兼題は「梅」だった。うちの梅はまだ咲かない。近所はまだ雪が残っているくらいだ。

平凡でいいと言ふ父梅一輪〉   こはる

 点を入れてくれた方は、「笠智衆と原節子だね」。じつはこれ、藤沢周平と娘の遠藤展子。展子氏の回想録には、父としての藤沢周平が、よく「普通でいい」と言っていたと、何回も出てくる。私の父もそう言ったような・・・。子供は健康であれば、それでいいのだ。普通に平凡に、なかなか難しいものである。

マニキュアに赤をぽっつり梅日和〉   ちとせ

梅開く窓越しに見る新生児〉   容子

 これらは高点句。紅色を連想させる華やかさのある句。春はこうでありたい。

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(近所の梅林公園で。2年ほど前の写真です。「梅は紅梅」と、清少納言が書いていましたっけ。もうじきですね)

2018年1月11日 (木)

久しぶりの句会──久女忌

 久しぶりに句会に句を出した。ただし欠席投句。でも点をもらった。

意地張りて杖は拒否する久女の忌〉  こはる

 1月21日は久女忌で、いろいろな句が詠まれている。久女の苦労を思うとこれがいい。

イプセンもノラも杳けし久女の忌〉  水野公子

 杉田久女は1900年生まれ、私の祖母と同じである。亡くなったのは1946年、これは私が生まれた年。だからでもないが、久女は好きである。発想が天翔けるようで、スケールが大きい。ホトトギスを除名されるなど、奇矯な行動もあったらしいが、女性に自由がなかったあの時代に、久女は収まりきれなかったのであろう。
「杉田久女句集」(北九州市立文学館文庫前書きは高浜虚子、後書きは娘の石昌子。もちろん後書きのほうがいい。

谺して山ほととぎすほしいまま〉  杉田久女

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(折り畳みの杖で、脚を怪我したときに使っていました。今はタンスの中です。友人が脚が不具合なのに杖は嫌だと言うもので、これを紹介しました。出先に着いたら畳んで、しまっておけばいいのです。カーボン製でとても軽いです)

2018年1月 6日 (土)

コゲラ

 寒さが続くと、うちの庭にやってくる。『野の花散歩図鑑』(長谷川哲雄・築地書館)の秋冬編によると、

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 ちゃんと撮れなかった。わかりにくくて申しわけない。たしかにあたりには、シジュウカラの群がいた。

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 キツツキは秋の季語。でも冬の裸木にならないと、見つけるのは難しい。この木はリンゴ。ちゃんと実がなります。

啄木鳥の叩く木の音空の音〉   今村七栄

段だらの背中小啄木鳥のまた来る〉   こはる

2018年1月 1日 (月)

あけましておめでとうございます

 本年もよろしくお願いいたします。近所のホテルのブティックのショーウインドーには、元気なオネエサンが並んで合唱。伝統的なお正月風景ではないのが気に入って、小さなカメラでパチリ。陽気な歌声が聞こえてくる。

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 実はお正月が苦手である。たぶん長かった嫁業の後遺症だろう。だれでもこのように屈託なく、年末年始を楽しめるようであってほしい。昔の憲法なんかを、やたらに懐かしがらないで・・・。

右巻きのねじりパン食ふ年の明け〉   こはる

2017年12月17日 (日)

 マグロは冬の季語なのだそうである。ここは築地の場外市場。年末に行くとものすごい混雑で、私のような病み上がりの老婆は、近寄らないほうが無難である。でも以前はこの近くに職場があったので、よく市場を覗いていた。まだ観光バスなんか来なかったころだが・・・。来年の秋には豊洲に移転と聞く。あの元気なオバチャンたち、どうしているだろうか。

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鋸で尾鰭まづ切る大鮪〉   山城やえ

数へ日や築地の鮪知らんぷり〉   こはる

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(数年前、年末ではないときに撮ったものです)


2017年8月15日 (火)

水泳の句

 東京は2週間以上、毎日雨が降っている。涼しくはなく蒸し暑い日々だ。夏はもう終わってしまったのだろうか?
 先日、こんな句を作って高点をもらった。

一面の向日葵終はりの予感する〉   

 もっぱらプール通いを楽しんでいる。俳句でもときどき、先日の〈バタフライ肩甲骨が先に行く〉のように、水泳の句を作る。でも泳がない人には、わかりにくい情景らしい。

背泳ぎはゴーグルなしで空真青

プール出る重たき腹の置所

 下の句は笑いを呼んだようで、かなりの高点だった(欠席投句です)。プールから出ると体が重く感じるものである。私がもっとグラマーだと、もっとおもしろかったのだろうなあ。あいにくカトンボなもので・・・。

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(スポーツジムのイベントでの写真。プールは1階にあって、窓から緑が見えます)

2017年8月 6日 (日)

8月の句会から

 2か所の句会に出ていて、ひとつは欠席投句を繰り返している。水泳教室と重なるからである。水泳のほうが好きなのかもしれない。
 出席したほうの句会の兼題は「夜の秋」。立秋直前だからなのだが、実際には夜になっても少しも涼しくならない。出席は15名、こんな句に点が集まった。

ふわり一句浮かんで消える夜の秋〉   N・M

街の灯が滲んでいたり夜の秋〉   S・Y

積ん読をちょっとくずして夜の秋〉   T・K

これやこれ鱰(しいら)刺身ぞ夜の秋〉   T・A

夜の秋富士屋ホテルのカレー食ふ〉   こはる

 最後の句が当日最高点。富士屋ホテルは箱根塔ノ沢の由緒あるホテルで、泊まったことはないのだが、カレーは食べた。蒸し暑い日が続くとまた食べに行きたくなる、という単純な理由で作った句です。

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(欠席の方が多かったです。蒸し暑い中に雨が降り、出かけにくい一日でした)


2017年8月 1日 (火)

水泳

 水泳を始めて15年くらいになる。もともと関節リウマチのリハビリのために、主治医に勧められたのがきっかけだった。全く泳げなかったのだが、水中を歩くだけでも体力が回復するからと言われ、家から見えるほど近いスポーツジムに行ったのである。1年ほどアップアップを繰り返して、やがてクロールと背泳ぎができるようになり、今はいちおう4泳法とも泳げる。15年も泳いでいれば当たり前だけど・・・。
 先日、奈良旅行に行って、1日1万2000歩を3日続け、帰ってからしばらく、ヘトヘトだった。体力がなくなったものだと思い、主治医にそう嘆いたら、まじめな顔で「普通より元気だと思いますがね」。そうなんだろうか? 重い荷物は持てないし、朝から歩き始めると午後3時ごろには、もうダウンしそうになるのだけど。先秋に古希になった。それから急に歩けなくなったような気がするのだけどなあ。

 水泳友達はみな同じくらいの年代で、1000メートルくらい泳いでも平気な人もいる。「普通より元気」なのは、たぶん彼らなんだろう。リウマチは治らない病気である。いい気になって何でも一緒にやろうとせず、用心しなければ・・・。

バタフライ肩甲骨が先に行く〉   こはる

背泳ぎの一掻きごとの空動く〉   平尾徹美

水といふ象形文字や立ち泳ぎ〉   高田たづ子

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(写真は従姉の撮影でクロアチアです)

2017年7月31日 (月)

雲の峰と岡本眸

 暑中なのに不安定な天気が続く。猛暑ではないけれど、ひたすら蒸し暑い。本来なら、紺青の空に雲の峰がそそり立つ時期なのに。これは去年の写真。

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 雲の峰というと、必ず思い浮かべるのが、岡本眸の句。私の好きな俳人である。

雲の峰一人の家を一人発ち

 昭和55年(1980年)の作。40代で夫を亡くし、一人暮らしになっていた。岡本さんの句は、ほとんどが何気ない情景を静かに詠んだものが多く、この句もどうということないと感じる人が多いかもしれないが、私は彼女の句会へ出かけるときの、決然とした思いを見る感じがする。この年には句誌「朝」を主宰している。
 こんな句もある。

雲の峰一指だに無駄なかりけり

空見ては今日をはげます青棗

 最近は全く消息を聞かないが、お元気なのか気がかりである。来年には90歳になられるはずだ。

2017年7月19日 (水)

熱帯夜

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 あまりの政治情勢の悪さに、テレビのニュースやバラエティ番組を見る気がしない。かといって、夜は長い。

夫と観るツールドフランス熱帯夜〉   こはる

 フランスからのライブ。日本は夜中なので、iPod touchで撮ったがあまりきれいでない。華やかな雰囲気が出なくて申しわけなし。撮影はまた試みてみます。

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