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俳句

2017年5月 3日 (水)

5月の柳橋句会

 ゴールデンウィークの谷間に、柳橋で句会があった。目の前に墨田川が流れ、少し歩けば神田川と柳橋に出る。しばらくぶりに、橋のたもとの佃煮屋で買い物をする。

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 句会の兼題は「昭和の日」。

駄菓子屋の土間のひんやり昭和の日〉   輝也

卓袱台の折り畳まれて昭和の日〉   容子

昭和の日わが青春の在り処〉   めぐみ

 昭和を懐かしむ句が多かった。やはりみなさんお上手だと思う。

昭和の日昭和の人の忘れゆく〉   こはる

 私のこの句はあまり点が入らなかったが、ベテランの男性の方がただひとり、特選に選んでくださった。懐古ふうの句を作りたくなかったのである。その意を汲んでくださる方がいて、ただただ感謝している。


2017年4月19日 (水)

八重桜満開

 ここ4、5日であっという間に満開になった八重桜。我が家からすぐのところで、カーネーションのような花が鈴なりである。

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 この先に小さな公園があり、親子連れが何組も来ていた。若いお父さんらしき人が、小さな男の子を滑り台に登らせている。

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(人物にはあまり近寄らないで撮ります。ご迷惑にならないように・・・。私はこのところ、家族の具合がぱっとせず、お花見はもっぱら近所、しかもひとりでです)

八重桜ぽってり午後のメランコリー〉   白根順子

2017年3月31日 (金)

『アプリで学ぶくずし字』   飯倉洋一・偏  笠間書院

 なかなか読めるようにならない「くずし文字」、KuLaという学習支援アプリがあるのは知っていたが、そのガイド本が出た。100ページに満たない小さな本だが、自分で学ぼうという人には朗報である。

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 KuLaは「クーラ」と呼ばれていて、Kuzushi-ji Leaning Applicationの略、無料のアプリでiPad、 iPhoneはもちろん、Android系のタブレットやスマホでも使える。「まなぶ」機能と「よむ」機能に加え、SNSで「つながる」機能があり、わからない字を教えあったりできる。パソコンでは使えないそうで、かわりに「みんなで翻刻」というサイトがあるそうだ。ちなみに私はiPadで使っている。
 学生が授業の合間や通学の電車の中で、ちょこちょこ勉強できるので好評と聞く。若返った気分で、楽しんでみよう。

 別の本(『くずし字で百人一首を楽しむ』 中野三敏)の帯で、かのロバート・キャンベル先生曰く。

文字を忘れた日本人よ、江戸の理解は平仮名から

 

 




2017年3月27日 (月)

木五倍子の花

 あいにくの雨の中、小石川後楽園に行った。庭園には枝垂桜が咲き始め、人出もあった。少し奥に行くと木五倍子(キブシ)がひっそりと花を下げていた。午後3時ごろ、あたりは暗かった。

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たて書きの詩のごとくあり花きぶし〉   和田順子

 キブシは秋になると、ブドウのような房になって実をつけるらしい。この実を干して薬や染料にするのだそうである。実は残念ながら見たことがない。

(4月の句会兼題は「四月馬鹿」、「万愚節」ともいいます。4月にならぬうちからバカみたいなニュースばかりで、テレビは見ているだけで疲れてしまいます。はて句はどうしたものか・・・)

2017年3月21日 (火)

春は黄色

 すっかり暖かくなった。もうすぐ桜も咲く。近所の公園を通ったら、半袖の子供が元気に遊んでいた。あたりは山茱萸と菜の花。

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春を待つ服は黄色と決めており〉  こはる

 作ったのはだいぶ以前で、「春を待つ」だから、季語としては晩冬だと思う。
 春先の花は黄色が多い。連翹、山茱萸、金縷梅、そして菜の花。私は黄色が好きだ。

2017年3月16日 (木)

庭の花たち

 近所の桜の枝がほんのり赤くなってきた。来週には咲くにちがいない。このあたりは枝垂桜が多く、うちの窓からも数本、見える。咲くのを楽しみに、今日は庭の雑草とり。

 クロッカスの第2陣が咲いている。
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 こちらは明日か明後日に咲くつもりらしい。
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 去年の秋に同時に植えたものだが、色によって咲く順番があるらしく、同時には咲かない。黄色も植えたような気がするのだけど・・・。

 庭の隅っこで毎年、小さな黄色を咲かせるのは、原種の水仙。いつ植えたかも忘れてしまったが、消えることなく、今年も咲いた。
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(カメラはミラーレス一眼のLUMIX GM。レンズは60ミリマクロ。軽くていい装備なのですが、これでも一日中持つのはつらくなりつつあります)

クロッカス地中より色押し出せり〉   白石順子

母というは愚か者にてクロッカス〉   松岡弘子





2017年3月 9日 (木)

山茱萸

 団地の中には公園がいくつもある。いやもしかしたら、公園の中に団地があるのかもしれない。都内でも有数の大団地だが、それは広さだけで、人口は高島平などより少ない。
公園の隅に山茱萸が咲いていた。この時期になると眺めに来ることにしている。もう少し奥の公園に行くと、金縷梅(マンサク)もあって、こちらはいい匂いがする。うちの庭に欲しいなあと思うが、どちらも大木になるから無理。庭は団地の1階に付属していて、7坪ほどしかないのだ。

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山茱萸やまばたくたびに花ふえて〉   森澄雄

山茱萸の光零れて静まれり〉   こはる

2017年3月 3日 (金)

雛祭り

 今日は雛祭り。あの「明かりをつけましょ、ぼんぼりに~」で始まる歌は、どこか哀感がある。母は敗戦の年の正月、わずか20歳で結婚し親元を離れたが、3月にこの歌が流れてくるのを聞いて、涙が止まらなかったそうである。今は92歳、思い出すのは娘時代ばかりになってしまった。

 近所のホテルのロビーに飾られた雛壇。団地には置けないスケールだ。
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雛壇の記憶や燈火管制下〉   岡本眸

 句集『一つ音』から。前書きに「昭和二十年三月、戦時下の暗い燈火で見た雛壇の記憶。この一週間後、東京大空襲で焼失」とあり、あまりの偶然に驚いた。岡本氏は私のいちばん好きな俳人で、昭和3年生まれ。

雛の夜昔語りの止まぬ母〉   こはる

 

2017年3月 2日 (木)

3月の~

 3月になった。庭の梅が満開になり、根元にはクロッカス。底冷えではなく、底暖かく(?)なったような気がする。

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三月の甘納豆のうふふふふ〉   坪内稔典

三月や花屋の花のみな欲しき〉  前田和子

 こうしてはおられない。もうじき3月の句会があるのだ。俳句って、一生懸命考えて、調べたりもして作った句に、全く点が入らず、句会に行く途中にふと思いついたような句が、高点をもらったりする。不可解な文芸だと、ときどき思う。「俳句なんて、勉強しててもダメ」と断言する人もいるが、どうなんだろうか?

2017年2月19日 (日)

裸木

 風がなかったので、カメラを持ってごく近所に行った。まだ春の気配には遠いようだ。バラ園のそばの並木も裸木のまま。

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 「裸木」はもちろん冬の季語である。枯木立ともいうが、枯死した木ではないとのこと。下の句、波郷のは清瀬の療養所にいたときのものだろうか。何となく哀切な響きがある。

裸木の果ては言葉のありどころ〉   二宮美智子

妻恋へり裸木に星咲き出でて〉   石田波郷

(実は、一眼レフにマクロレンズをつけて、この公園でビオラやスノードロップなどを撮ろうと思っていました。ところがあまりにも久しぶりに出した一眼、バッテリーがない! 仕方なく、いつものコンデジ、RicohのGRで撮りました) 

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