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  • 前田耕作: 『玄奘三蔵、シルクロードを行く』 

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介護・健康

2020年4月 8日 (水)

通院

 検査のために都心の大きな病院に行った。何回も行っている病院だが、今日のように空いているのは初めてだ。入り口の消毒薬ポンプは薬切れで役に立たず、持参したものを使う。検査は待たされることなく終わり、清算もすぐに済む。来週には結果を聞くための診察があるのだが、7月まで延期してもらうことにした。すぐ再検査が必要ならば、担当医から連絡が来ることになって、こういうところはわりに親切な病院である。エスカレーターの左奥の白い建物が病院。建て替えて1年、600床とのこと。極端な大病院ではない。

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 ここまで1時間以上かかるので、コロナ禍の中を行くのはかなり迷った。でも術後定期検査のCTなんか、もしかしたら飛ばされる事態になるかもしれないと思い、地下鉄に乗った。地下鉄もすごく空いていた。

  病院を往復しただけだが、それなりに歩いたらしい。

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2020年3月 7日 (土)

看板ドクター

 新型コロナウイルス感染症がはやり出してから、初めて地下鉄で遠出。都心の大病院である。地下鉄は空いており、病院もいつもの半分くらいしか患者がいなかった。警備員と消毒コーナーばかりが目立つ。
 待ち合いのコーナーもガラガラで、みんなゆっくり間を置いた席に座っている。診察も待たなかった。お医者さんはここの病院の看板ドクターのひとりで、愛想も冗談も何もない人だが、今回は違った。

 「あのね、こんなご時世だから、何回も大きな病院に来ないほうがいい。次回は3ヵ月後にしよう。薬は充分すぎるくらい出すから、欲しいものがあったら言ってごらん。風邪薬とか要る? 5月末までにどこか変になったら、すぐ来るのよ


 いつもと違う雰囲気に驚いたが、免疫抑制剤のメトトレキサートとゼルヤンツのほかに、副鼻腔炎の薬も3か月分もらって帰った(飲まないで大丈夫そう)。看護師さんが以前に、「あの先生は不愛想みたいだけど、ほんとはとっても患者思いなのよ」と言っていたのを思い出した。非常時には人柄が出るのかも・・・・・。虎の門病院のリウマチ膠原病内科医・乳原善文先生といいます。

 うちの庭にも春が来て、ヒヤシンスとラッパズイセンが咲いている。片隅のスノーフレークも満開だ。

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2020年1月15日 (水)

『こころの元気+』と『みんなねっと』

 精神科療養中の本人と家族に向けた雑誌で、ふつうの本屋さんで見かけることはまずないだろう。

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 右の「みんなねっと」は家族会でよく見せてもらったり、配られたりすることのある雑誌で、以前にあった「ぜんかれん」というのによく似ている。ぜんかれんとは、全国精神障碍者家族会連合会の略で、今はもうない。

 左の「こころの元気+」というのは、NHKの福祉番組「バリバラ」でも紹介されたことのある、当事者向けの雑誌である。私はずっと「みんなねっと」を購読していたのだが、ある日ネットで「こころの元気+」を見つけ、その生きの良さに惹かれてこちらも講読することにした。

みんなねっと www.seishinhoken.jp
こころの元気+ https://comhbo.net

 精神科に通う人は増えているが、「うつ病はこころの風邪」といった軽い説明が世の中を流れているだけで、治療の実態や患者と家族の苦労は、いまだに闇の中に近く、そういうなかで親子間の殺人事件だの、やまゆり事件のようなものが、センセーショナルに報道を賑わしている。何病が何なのだか、どういう薬を飲まされるのか、病院に何年も収容されるのが普通なのか、事件を起こすような人は病院か刑務所に入れてしまえばいいのか、薬以外の治療は本当にないのか、当人や家族が切実に知りたいことが、何一つわからない。そういうときに、この2冊の雑誌は助けになる。

 ほんとは俳句の雑誌をもっと観たいのだけど、とてもそのような気分になれない。周囲とは決して分かち合うことのできない重い課題を抱える人が、大勢いることを知ってほしい。

寒月や行く末案じぬことにする〉 こはる

2019年8月28日 (水)

ステロイド

 リウマチになってからそろそろ20年。去年の今ごろ、ゼルヤンツという薬を飲むようになってから、関節の痛みがほぼなくなって、ステロイドを減量している。3ミリ、プレドニゾロン3錠からスタート、ゆっくりゆっくり減らして、今は0.25ミリ。4分の1錠にまで減った。毎朝カケラのようなものを飲んでいるが、ゼロにするのは次回の検査結果次第。何となく怖い。ゼロになったならば、実に20年ぶりということになる。体重は増えているが、手の指と顔がやや細くなった・・・・・・。

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(従姉が数年前に送ってくれた画像で、クロアチアのドブロブニクだそうです。今パソコンの壁紙にしています)

2019年7月31日 (水)

体重とリウマチ

 ときどきプールに行っている。泳いでも1時間で700メートルくらいだから、たいしたことはない。たまにターンして50メートルを泳ぎ続けるが、たいていは25メートルで立って、仲間が到着するのを待つ。私にはなかなか楽しい時間である。

 終わってからジムの浴場にある体重計に乗ると、このところ毎月のように300グラムほど増えている。わずかとはいえ、1年も続けば3キロだ。そういえば手術直後から、7キロも増えた。ネットのある記事によれば、慢性の病気、とくに癌や膠原病などがあると、それらを養うために必要なカロリーが要るので、食べても太らないんだそうである。反対に病気が治れば、食べたものが身に着くというわけだ。なるほど、もっともな話。私が太り始めたのは去年の暮れごろからで、リウマチの薬が新薬のゼルヤンツになってからだ。それまでのMTX(リウマトレックス)は、充分に効いていなかったのだ。

 先日、リウマチ医に「顔色がよくなって、ほっぺたが丸くなった」と言われた。子供のとき以来、そんなことを言われたことがなかったので、少し恥ずかしかった。でも、何事も「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」、そろそろ注意かも。

 体重は20歳のときの2割増し程度に抑えておいたほうがいいとか。あまり重くなると、腰やら膝やらに痛みが出るそうだ。

2019年2月14日 (木)

検査はいつまで?

 3ヵ月に1回、エコーとCTの検査を交互に繰り返して、もうじき1年半になる。検査と結果を聞くのは別の日だから、病院が遠いとなかなかたいへんだ。癌は手術の後、5年はこうした厳しい検査体制下に置かれるようで、罹患した部位によって、検査内容は違うらしい。

 先日は術後6回目の検査でエコーの番だった。おまけにリウマチ科の頸椎のMRI検査も、別の日にあった。嫌がっていても意味がないので、これもリハビリの一種だと、割り切ることにしている。エコーもMRIも、問題なかった。しかしあと4年も、こういうことを繰り返すのかなあ。3カ月に1回のせいで、いつもせわしなく、展覧会やちょっとした遠出も、計画しにくい。もっとつらい治療や検査で、通院・入院する人もいるわけだから、あまり文句は言えないが。

 そんなわけで通院のたびにかなり動き回って、まあ元気です。写真は銀座の数寄屋橋交差点近く。ネコなのでしょうかね。

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2018年12月26日 (水)

べてるの家

 朝日新聞の夕刊東京版の第2面で、今日まで「べてるの家」の記事が連載されていた。ここ10日間くらい続いていて、精神障害当事者のコミュニティという地味な話題が、異例の大きな記事になっていた。べてるの家はたいへん有名なところで、ホームページもある。https://bethel-net.jp/?page_id=9 朝日新聞は大熊記者の精神病院潜入記事以来の長い伝統で、こうした話題に中身の濃い記事を載せる。

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 どうやっても病院や施設を往復するだけという人は、残念ながらいるのである。そこでむやみに在宅看護を強制すると、本人も家族も行き詰まり、不幸な事件を起こす。べてるの家のすごいところは、こうした人も抱え込み、安心して具合が悪くなれる環境を作ったところにある。仲間のいる環境で混乱した状態の人も、だんだん自分を客観視できるようになっていく。それは「治る」というのと、また違った次元の話である。

 同じ夕刊の別のページには、「やまゆり園事件」取材をめぐる記事もあった。あの「障害者なんて周囲を不幸にするだけの存在」と主張する犯人が、大量殺人を起こした事件である。犯人に共感するSNSもけっこうあったと聞く。やれやれ。

 ところで精神障害と認知症と、どう違うのだろう? 私はどちらもよく知っているが、認知がゆがむのは同じで、症状さえ似ていると思うのだが。高齢の認知症患者が大勢、精神科病院にいる現実を、どう考えたらいいのだろうか?

2018年12月20日 (木)

東大病院とリウマチの話

 1年ぶりに東大病院の整形外科に行った。2011年に膝の人工関節置換手術を受け、以来ずっと毎年受診している。幸い何も問題はない。私の手術をしてくれた医師は、関節リウマチ患者のための外科手術が専門だった(ただし私はリウマチが悪化したのではなく、膝の大怪我の結果という珍しい患者だったが)。

 リウマチは高齢者の生活に重大な影響を及ぼす。今ではいい薬があるから心配ないようように言われるが、治らない病気であることに変わりはない。でも、もともと丈夫だった人の中には、自分がリウマチであることがいつまでも受け入れられず、当座の痛みが減ると以前と同じように大活躍して、また体調を崩す方が多い。リウマチは手足だけでなく体全体の動きが悪くなるものなのだが、それも運動不足と解釈して筋トレに励む。結果としていつも具合が悪い。体幹に力が入らないのも、階段がさっさと上れないのも、トレーニング不足のせいではなく、リウマチ自体のせいかもしれないと考えてみたほうがいい。
 軽い痛みは本人以外にわからない。我慢しないで主治医にしつこく訴えたほうがいい。今の薬の効きが充分でない可能性がある。検査結果が悪くないと、取り合ってくれない医者がいるらしいが、私ならそういう医者は取り替える。検査結果にかかわらずいつも痛いのは、何かがうまくいっていないのである。リウマチの新薬は、今やたくさんある。患者も勉強しなければならないと思っている。

参考:リウマチ情報センター http://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/index.html

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 東大構内の銀杏はまだ散っていなかった。お昼は構内のレストランで赤門カレー。黄色いのは銀杏の形に切った大根で、「お上りさん」メニューなのです。

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2018年10月26日 (金)

『現代免疫物語beyond 免疫が挑むがんと難病』   岸本忠三・中嶋彰   講談社ブルーバックス

 ようやく見つけた私でも免疫がわかる本。帯には“祝2018年 ノーベル医学生理学賞受賞 PD-1とか何か”とある。2016年刊行だから、今回の本庶佑氏の受賞に合わせて、帯を新しくしたのだろう。
 私は去年、大腸がんの手術を受け、目下経過観察中の身で、20年来の関節リウマチ患者でもある。自分がどんな薬を出されているのか、またこの先どんな治療が可能なのか、知りたいではないか。

 私には理系の素養がなく、内容をうまく要約できないのだが、主に日本の免疫学者の活躍を縦軸、最近の世界的研究成果を横軸にして、まるでドラマのように医学の進歩が語られ、とてもおもしろかった。著者の岸本忠三氏は、リウマチの新薬アクテムラを開発した人、中嶋彰氏は科学ライターとして、図表を駆使した明快な説明に定評がある。

 この本は実はシリーズで、同じ著者たちで以前に2冊が出ており、最初が『現代免疫物語』で2007年刊、副題は「花粉症や移植が教える生命の不思議」、2冊目が『新現代免疫物語』で2009年、副題は「抗体医薬と自然免疫の驚異」、この2冊目がリウマチ治療の大変換を詳しく語っている。家庭の医学のような本ではものたりない人に、おススメのシリーズだと思う。

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(多田富雄さんついてコラムがあり、かつての名著『免疫の意味論』が、文芸書のように紹介されていて、時の流れを感じました。理系のわかりやすい本を読むと、気分が晴れ晴れします)

2018年10月19日 (金)

1年

 手術してちょうど1年たった。このところ、胃カメラ、造影剤を入れた全身CT撮影、大腸内視鏡検査と立て続けで、どれも食事ができないので、空きっ腹で広い病院内をうろうろ、かなり疲れた。やっと全部終わって、とりあえず問題ないらしいのがわかる。食道から直腸まで調べたわけで、消化器って長いのだなあと、変なことに感心した。
 3日間で3検査、入院してやったほうがいいくらいの、強行スケジュールだったのだが、地下鉄で1時間の病院なので、通院した。もうちょっと年取ったら、検査入院かも。

 終わって万歳! 去年の写真から、バラを1枚。

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(待ち時間はスマホで「青空文庫」、谷崎とか芥川の短編を楽しんでいました。荷物にならなくていいです)

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