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2017年12月

2017年12月29日 (金)

『須賀敦子の手紙』  須賀敦子  つるとはな

 1975年から1997年の間に、アメリカ在住のコーエン夫妻に宛てた手紙55通の集成。カラー版で封筒や切手の色が美しく、須賀の自筆の文字を青いインクで読むことができる。活字体になっているのは一部、手書きの文字が読みづらいと思うのは、私だけなんだろうか。

 1997年2月24日の手紙には、藤沢周平の『三屋清左ヱ門残日録』を読んだとあって、藤沢を評して、

〈・・・最近亡くなった、「英雄」の姿を「日本人」に重ねて書きつづけた司馬遼太郎の対極にあるような作家で、何かに癒される、といった感じが私をほっとさせてくれます

 「対極にある」とはまさにそのとおり。さすがに鋭い。病床で読む藤沢周平に慰められる人は多いのだ。病気でも生きていていいのだと思わせる何かが、藤沢にはある。そしてそれと全く同じものは、須賀敦子にもあると私は強く感じる。来年はたしか、須賀敦子が亡くなって20年のはずである。

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もうじきお正月です。今回は準備はそこそこにして、のんびり過ごそうかと思っています。今年もブログを読んでくださって、ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください




2017年12月24日 (日)

湯たんぽ

 歳時記によると「容器の中に、熱湯を入れて布などで包み、寝床の中において体を温めるもの。老人や幼児のために重宝がられたが、現在ではあまり使われない」。でもネットではブームらしくて、かわいいカバーのついたプラスチック製の安価なものが溢れている。ドイツ製などというのもある。

 5キロも痩せたので寒い。布団に入っても足元がスースーする。寝付けないほどひどくはないのだけど、湯たんぽの世話になることにした。これは直径16センチほどの小さな銅製で、昔ながらのタイプである。朝まで温かく、残ったお湯で顔を洗っている。

 歳時記によると、「湯たんぽ」は「湯婆」とも書くらしい。なるほどねえ。

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湯たんぽのまだ眠そうな湯を捨てる〉   伴美枝子

湯たんぽを蹴り出して寝る娘の元気〉   こはる

2017年12月17日 (日)

 マグロは冬の季語なのだそうである。ここは築地の場外市場。年末に行くとものすごい混雑で、私のような病み上がりの老婆は、近寄らないほうが無難である。でも以前はこの近くに職場があったので、よく市場を覗いていた。まだ観光バスなんか来なかったころだが・・・。来年の秋には豊洲に移転と聞く。あの元気なオバチャンたち、どうしているだろうか。

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鋸で尾鰭まづ切る大鮪〉   山城やえ

数へ日や築地の鮪知らんぷり〉   こはる

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(数年前、年末ではないときに撮ったものです)


2017年12月11日 (月)

角川 新字源 改訂新版

 この10月末に発売され、どうしたものか考えていた。旧版は校正を仕事にしていた私の、相棒とも呼べるものであった。もうリタイアして久しく、辞書なんてたまに引く程度だ。たいして必要ないかも・・・・・。でも長く改訂版が出るのを待たれていた辞書で、「ああ、やっと出たんだ」と感慨があった。改訂作業に10年かかったそうである。詳しくはhttps://kadobun.jp/readings/60

 紙面が大きくなり2色刷り、ページも増えている。この辞書には今のところ、電子版がない。iPadで有料の辞書を使っているが、出先ではたいへん便利なもので、これもそのうち電子化してほしい。

旧版の辞書捨てられず年の暮れ〉  

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(右が旧版で1968年発行、これは90年代にフリーになってから、買い替えたものです。左が今度の改訂新版。ちょっと大きくて厚い。箱がないのは邪魔だからなんです)

2017年12月 6日 (水)

腹具合

 すっかり寒くなった。インフルエンザがはやり始めているそうである。遅ればせながら予防注射に行く。ごく近所のお医者さんで、付き合いは長い。注射の前に近況を聞かれたので説明。先生は即座に「それはラッキーだよ」と言われた。たぶんもっとたいへんだった方を、おおぜい知っていらっしゃるのだろう。

 術後はっきり変ったのは腹具合で、ものすごくよくなり、何の煩いもなくなった。今まで変だったのに、自分が気がつかなかったに違いない。迂闊というか間抜けというか・・・・・。今までの朝食にヨーグルトを足すことにしている。

腸の鳴く声ひそやかに冬散歩〉  こはる

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2017年12月 1日 (金)

イヌシデと犬

 今日から12月。もう晩秋ではなく初冬だ。この時季を寂しいから嫌いだという人も多いが、私は自分が生まれた季節のせいだろうか、かなり好きである。初冬の低山歩きなんて、とてもいいものだ。
 近所のイヌシデの黄葉。ちょっとだけ、山道を行く気分になる。

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 その下で犬と出会って、目が合った。ビーグル犬らしいが、犬には詳しくないので違うかもしれない。かわいい!

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(団地では動物を飼ってはいけないことになっています。でも高齢者のひとり暮らしで、犬がいるから笑うとか、猫がいるから元気が出るとか、あると思うんですよね)










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