最近のトラックバック

« 新しいクリニック | トップページ | 水泳 »

2017年7月31日 (月)

雲の峰と岡本眸

 暑中なのに不安定な天気が続く。猛暑ではないけれど、ひたすら蒸し暑い。本来なら、紺青の空に雲の峰がそそり立つ時期なのに。これは去年の写真。

R0060967

 雲の峰というと、必ず思い浮かべるのが、岡本眸の句。私の好きな俳人である。

雲の峰一人の家を一人発ち

 昭和55年(1980年)の作。40代で夫を亡くし、一人暮らしになっていた。岡本さんの句は、ほとんどが何気ない情景を静かに詠んだものが多く、この句もどうということないと感じる人が多いかもしれないが、私は彼女の句会へ出かけるときの、決然とした思いを見る感じがする。この年には句誌「朝」を主宰している。
 こんな句もある。

雲の峰一指だに無駄なかりけり

空見ては今日をはげます青棗

 最近は全く消息を聞かないが、お元気なのか気がかりである。来年には90歳になられるはずだ。

« 新しいクリニック | トップページ | 水泳 »

俳句」カテゴリの記事

コメント

岡本さんもまた、戦後の騒然とした時代に青春を生きた一人の女性ですね。夫君を偲ぶ俳句などを読んでいると、茨木さんと重なってきます。掲載句も好きですが、「飲食のことりことりと日の盛」など、じわじわと孤独感のつたわる一句だと心に残っています。

たしかにそういう世代の人ですね。
作品を読みづらくなってきているのが、とても残念です。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/548051/65603140

この記事へのトラックバック一覧です: 雲の峰と岡本眸:

« 新しいクリニック | トップページ | 水泳 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ