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2017年3月 3日 (金)

雛祭り

 今日は雛祭り。あの「明かりをつけましょ、ぼんぼりに~」で始まる歌は、どこか哀感がある。母は敗戦の年の正月、わずか20歳で結婚し親元を離れたが、3月にこの歌が流れてくるのを聞いて、涙が止まらなかったそうである。今は92歳、思い出すのは娘時代ばかりになってしまった。

 近所のホテルのロビーに飾られた雛壇。団地には置けないスケールだ。
R0061272

雛壇の記憶や燈火管制下〉   岡本眸

 句集『一つ音』から。前書きに「昭和二十年三月、戦時下の暗い燈火で見た雛壇の記憶。この一週間後、東京大空襲で焼失」とあり、あまりの偶然に驚いた。岡本氏は私のいちばん好きな俳人で、昭和3年生まれ。

雛の夜昔語りの止まぬ母〉   こはる

 

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コメント

お雛様はさまざまな記憶を呼び覚ましてくれるものなのですね。しみじみとしたいい句です。

ありがとうございます。
母は大正の末に生まれました。
この頃の人の青春は、戦争だけだったのですね。

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