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2016年11月

2016年11月27日 (日)

白川静先生

 遠い昔、仕事で白川先生にお目にかかったことがある。30年近く前で、先生は80歳くらいだった。小柄でしっかりした体つき、目が黒々と輝き、オーラがあった。事典の甲骨・金石文関係項目の、内容チェックをお願いしたような気がする。頼りないオバサン編集者に、先生はとても優しかった。
 この3冊は文庫本だが、ものすごく厚くて読み応えがある。いちばん読みやすいのは『回思九十年』、先生90歳を記念して出された回想記と対談集である。あとの2冊の『文字逍遥』『文字遊心』はエッセー、3冊とも平凡社ライブラリーに入っている。ゆっくり楽しんで読みたい。

漢字が教育の妨げとなり、人の思索や創造力を弱めていると考えるのは、大きな誤りである。努力しないで習得される程度のものが、すぐれた文化を生むと思うのは、横着な考え方というべきであろう

 現代の日本語教育には危機を感じておられたようだ。

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(足を痛めて外出できない日が続いています。11月は俳句の会の吟行や、高校時代の仲間と出かけたりなどが続き、そのうえ補聴器の試聴に通ったりしているので、どうも足を酷使したらしい。もともとかなり健脚でした。リウマチになり大けがをしたのに、以前の習慣というか感覚が、なかなか改まりません。嘆かわしい・・・)

2016年11月16日 (水)

『武州公秘話』 谷崎潤一郎 中公文庫

 近所のBook Offで見かけて買ったもの。たしか須賀敦子が、イタリア語に訳したはずである。どうしてこんなに日本語の極北みたいな時代小説を、イタリア語に訳せて、イタリア人に感銘を与えることができたのだろう。不思議に思うばかりである。
 この小説は昭和6年から「新青年」に連載され、木村荘八の挿絵がついていた。中公文庫にはそれがそっくり載っているのも、楽しみのひとつ。内容は戦国時代を舞台にした伝奇的なロマンで、ときに薄気味悪いが魅力があり、ドキドキしながら読んでしまった。取り憑かれたらどうしよう・・・。

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(須賀敦子が谷崎潤一郎から、文章のうえで大きな影響を受けたのは、確かだろうと思います。『細雪』などからもそれを感じます。谷崎は東京・日本橋の生まれなのですが、関西がほんとに好きだったのですね)


2016年11月10日 (木)

練馬の紅葉

 夏から突然、冬になった、としか言えないのが今年。わが団地の紅葉がようやく始まった。団地の北側には都立光が丘公園があって、都内でも有数の広い緑地帯である。広場に向かう入り口のイチョウが、黄色くなってきた。

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 補聴器をつけることにした。夫の声が聴きづらくなり、何かと不便なのである。近所の補聴器専門店にで、試聴のために無料レンタルしている。担当の人がいろいろに設定してくれるのだが、なかなか難しい。音が小さければ雑音も少なく楽だが、肝心の会話がよく聞こえないし、大きくすれば服のチャックを上げるだけで、叫び声のような音が聴こえてしまう。何回も試行錯誤。声が平べったいのも気になる。すごく高価なものなら、最初から満足できるのかしら?

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(あっと驚く米国選挙も終わり、東京も寒くなってきました。そろそろ真冬のコートでいいのかもしれませんね)








2016年11月 5日 (土)

亀戸天神・吟行

 「とらいあんぐる」の吟行で、亀戸天神に行った。朝は雨だったが、途中から晴れて空には鰯雲。天神様では「菊まつり」が開かれていた。
 まずはお参り。
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 菊まつりは毎年あるようである。
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 七五三が近いので、お参りのかわいい姿に出会った。
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 当日の句会は、いつもの柳橋の会場で、夕方から行われた。歩き疲れて眠くなった人も・・・。当日の高点句を2句だけ。最後は蛇足です。

天神の亀は歌はず菊の宴〉   岡本代表

飴袋かいだん擦って七五三〉  ていこ

隣にはまた孫が増え菊日和〉  こはる(旧作)










2016年11月 1日 (火)

長谷寺の階段

 長谷寺は奈良市内から少し離れている。旅行の最終日には、ここに行ってみることにした。巨大な観音様と、長い長い階段で、有名な大寺である。

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 登廊というらしく、全部で399段あるのだとか。夕方になると天井の明かりが灯されるのを、50年ほど前の学生時代に見たことがある。登廊を外から見るとこんな感じ。傾きはそのままで、けっこうな坂なのである。カメラの水平表示を使った。

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 本尊の十一面観音菩薩は、もちろん撮影できない。身長10メートル余、足元から見上げても顔がよく見えなくて、大きな太い腕が突き出ていた。
 ここは花の寺でボタンが有名である。今は何も咲いていなくて、10月末だというのに、メチャクチャ暑かった。

 初瀬は門前町で土産物店や旅館がたくさんある。ここは饅頭屋さん。猫が一匹、店先にいた。人が近寄っても逃げないが、こちらを見ようとしてくれない。

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(そのほか、東大寺・興福寺などにも行き、ちょうど開いていた正倉院展も見ました。いずれまたその話も。なお、翌日脚が痛くなったりはしませんでした)








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