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2016年9月

2016年9月29日 (木)

『楽 シニアごはん』

 もうじき10月だというのに、蒸し暑い日が続いている。最近、食事の準備を負担に感じることが出てきた。ずっと共働きで何十年もやってきたので、仕事をリタイアしてから、時間のある中でのささやかな料理は、むしろ楽しかったのだが・・・。
 こんな本を見つけた。帯の優しい文章に惹かれた。

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 一品だけ、おいしいものを工夫して、あとは長年の経験で流す。これでいいのかもしれない。ちょっと気が楽になった。

 (ちなみに昨日の夕飯は、アジの酢の物、トウガンのスープでした。アジは魚屋で選んだのを三枚におろしてもらいました。以前は自分で何匹もおろしたのに・・・)

2016年9月22日 (木)

ヒガンバナ

 母のホームに行った。週1回は行っているので、なかなか忙しい。顔を見てそれなりに元気そうならば、子供としても安心なのだ。ちなみに家族がホームを訪問するのはいつでも自由で、仕事で忙しい息子が夜中に来ても、全く問題がない。
 帰りに向山庭園に寄った。ここは豊島園駅の近くで、ホームから歩いて10分くらい。以前は母もここまで歩いて来られたが、今はもう無理となった。小さな和風の庭園と建物があって、茶道や和歌・俳句の会合に使われている。駅の近くなのにとても静かだ。
 庭のあちこちにヒガンバナが咲いていた。
 
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2016年9月20日 (火)

『縮刷 一葉全集』  馬場孤蝶編 博文館 1925年刊

 今から90年ほど前に出た1冊本の全集で、縦18センチ・幅10センチ・厚さ4センチの小さな判型ながら、1256ページもある。内容は日記・小説・通俗書簡文・随筆と、全集の名にふさわしい。もちろん古書で背の色は褪せているが、触って壊れそうなほど酷い状態ではない。またかなり出回った本なので、古書としてそんなに高価でもない。
 
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 もともと明治45年に出た2冊本の全集を縮刷したもの。このときの売りは、「一葉の日記が公刊された」ということだった。小説だけの全集は、一葉の死後すぐに出ていて、校訂は斎藤緑雨である。
 一葉自身は明治29年に亡くなったが、日記はずっと妹の邦子が持っていた。早くから本にしたいという意向があったらしいが、日記にはさまざまな人のことが書かれており、悪口としか言えない内容も多い。孤蝶は日記を出すにあたって、関係者にいちいち了承をとってまわった。そのあたりのことも含めて、後書きにあたる「一葉全集の末に」に思い出話として書いている。要するに「日記は一葉の主観なので、それが真実とは限らない。一葉は優れた作家で、この日記は時代の証言としても意味があり、埋もれさせるわけにはいかないのだ」云々。
 馬場孤蝶は1940年まで生きて、英文学者として周囲の人に慕われたそうである。この後書きを読むと、しみじみそうだろうなあと感じる。
 
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(見返しの絵がモダンで、まるで私の住む団地みたいです)
 

2016年9月18日 (日)

秋空はどこ?

 ずっと曇天が続き、おまけに蒸し暑い。出歩くのもままならない。早くさわやかに晴れないだろうかと願うばかり。
 写真は京都・亀岡のコスモス畑。トロッコ列車の終点です。
 
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2016年9月13日 (火)

『奈良  寺あそび、仏像ばなし』  吉田さらさ 岳陽舎

 2007年刊行の奈良のガイド本。300ページを越すA5版の大きな本で、写真もどっさり。読み応えがある。仏像の見分け方、造られ方なども、イラスト入りで丁寧に書かれていて、さすが美術史専門の人だと思った。
 著者はたぶん、私より10歳くらい若いだろう。それでも、会津八一ゆかりの日吉館のことが、ちゃんと出てくる。東大寺には二月堂、三月堂だけでなく、四月堂もあることも出てくる。読みながら奈良の旅をしたい人には、これ以上のガイド本はないだろうと思うのだが、この表紙はどうもいただけない・・・。
 
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(10月下旬に奈良に行くことになりました。20年ぶりです。奈良のどこに行くかは、まだ決めていません)

2016年9月 9日 (金)

ホームの帰りに

 母のいるホームに行った。92歳になってまあまあ元気だが、自分から話すことが極端に減ってしまい、子供としては寂しい。
 帰りがけにホームの玄関で、私が晴雨兼用傘を広げていたら、通りかかった年配のヘルパーさんが、「あらすてき、軽そうでいいわね」。すると母が初めて気がついたように、「ほんと、いいわね。欲しいわ」。ここで、「もうほとんど出かけないから、いらないでしょ」と言いたくなるのを、ぐっとがまんして、「あげるよ。かわいい花柄で、ちょっといいでしょ?」。帰りがけの母の笑顔がうれしかった。もっとも、帰り道は日傘なしで、暑かったけど・・・・。
 
 傘はあげてしまったので、写真に撮れません。帰りがけに寄った向山庭園で数枚。お月見の会があるようです。
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 絵手紙の展示会がありました。これはゴーヤの傑作!
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 こちらは折り紙の展示。柿がふっくらです。
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(カメラはコンデジ。撮ったままで加工していません)
 

2016年9月 4日 (日)

カボチャ

 ときどき九州から野菜を買っている。おまかせセットといって、金額だけ同じ、中身はその時によっていろいろだ。今回はこんなカボチャが入っていた。初めて見る形でびっくり。私が知らないだけなのかもしれません。
 
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 新しそうだから、きっとおいしいに違いない。中は黄色いのだろうか? もし意外な色合いだったら、写真に撮ってみます。
 夏の終わりというか、秋の初めは何となく疲れる。カボチャでもたくさん食べて、元気になろう。

2016年9月 1日 (木)

『和本のすすめ──江戸を読み解くために』  中野三敏 岩波新書

 私にはわりに難しい本で、以前に一度読み始めたが中断、今回は1週間ほどかかって読了した。中味が濃いのである。筆者は和本とはどんなものなのか、その内容から外見まで、遺漏なく書こうと意気込まれた様子が、読んでいて切々と伝わってくる。文章がとてもいいので、読み進むにつれて興味をそそられ、得るところが多かった。
 和本を読むにはくずし字、つまり変体仮名と草書体漢字を知らなければならない。ところが戦後教育を受けた私には、ほとんど読めない。現在の教育でも、英語ばかり熱心で、国語の時間はむしろ減っているらしい。古典・漢文が必修ではなく、選択科目になっている高校もあると聞く。政府は愛国心教育とやらをしたいらしいが、字も読めないで昔の何を教育しようというのだろうか?
 
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 一葉の作品は明治20年代の終わりに、活字で発表された。これはその初出の姿をまとめた本。小説も日記も、一葉の死後、活字になって世に出た。そうでなければ、私なんぞ全然読めなかったわけである(この本は「初出で読む近代文学」というシリーズの1冊で、今から30年ほど前に出た)
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(私の母方の祖母は、ずっと謡を教えていました。1900年に京都・岡崎に生まれた人です。祖母が生きていたら、くずし字に悩む孫を見て、「あ~ら、そんなのが読めないの? オホホホ」と笑ったに違いないと思います)

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