最近のトラックバック

« 欠席投句 | トップページ | 八重桜 »

2016年4月 9日 (土)

『シルクロードと唐帝国』 森安孝夫 講談社学術文庫

 遠い昔、東京国立博物館か出光美術館かは忘れたが、唐三彩のラクダと胡人の像を見たことがある。古い俑だったので目の色などはよくわからなかったが、彫りの深い顔立ちだった。それがこの本の主人公、ソグド人である。彼らの活躍を詳しく知ることができて、旧友の消息を知ったような気分になった若いとき、東洋史の仕事をしていたことがある。あらかた忘れたけど
 中央アジアから見た唐代は、まさに騎馬民族の時代。唐自体も遊牧騎馬民族由来の人々によって立てられた王朝であるのは、この本を読むまでよく知らなかった。日本史の「遣唐使」から感じる唐のイメージとは、かなり違うのがおもしろい。シルクロードはもっとイメー先行の言葉だ。実際には昔から、多くの民族が争いを繰り広げた場所で、今では中国の軍事的要地でもある。中央アジアから見た新しい歴史を語る本。

P1050634
(表紙はソグド商人。なかなかいい顔をしています。俑というのはお墓の中に入れる人形のようなもの)

« 欠席投句 | トップページ | 八重桜 »

読書メモ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/548051/63461082

この記事へのトラックバック一覧です: 『シルクロードと唐帝国』 森安孝夫 講談社学術文庫:

« 欠席投句 | トップページ | 八重桜 »

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ