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2015年12月 9日 (水)

『骨が語る日本人の歴史』  片山一道 ちくま選書

 下の写真でもわかるように、派手な帯(業界用語で「腰巻き」という)がついていて、骨考古学者が歴史の常識に異議申し立てをした本である。たとえば「大陸から弥生人が大勢やってきて、縄文人を駆逐した」などというのは、事実と違うそうだ。科学的視点から今までの「思い込み」を批判し、旧来の歴史教育のゆがみを指摘している。歴史は年号や人名をするだけの学科になっているならば、それは教育のほうが間違っているのだ。

人間の営みに対して覚える知的好奇心を涵養し、自他の社会のちがいに対する自立的な思考力を培養するのが、歴史教育というもの

 歴史のおもしろさを知るには、少し大人になる必要があるのかもしれない。「○○人は××だから・・・」なんて言っているあいだは、歴史好きになれないということなんだろう。

P1050468
(今年の5月刊、もう7刷です。愛国でも自虐でもない歴史感覚がいいと思いました)

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