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2015年4月18日 (土)

江藤淳

 先に手にしたのは 『近代以前』(文春学藝ライブラリー)で、これを読めば、もしかしたら明治以前の文章感覚が、少しはわかるかもしれないと、浅はかにも思ったのである。実際にはとてもとても、そんな簡単な話ではなく、この本自体が難しい(>_<)。でも一葉と西鶴の関係については、ちゃんと書かれている。解説は内田樹。これがとてもおもしろかった。母語とは何だろうか、母国とは何だろうかという問題について、内田はおそらく政治的な立場は違ったであろう江藤淳と、深く共感・共振している。
 江藤淳は学生時代に読んだというか、ゼミで読まされた。それ以来のまさに半世紀ぶりなのだが、文章に魅力があるのに改めて敬服した。『江藤淳コレクション2 エセー』(福田和也編・ちくま学芸文庫)は、江藤自身にまつわるエッセー集で、家族のこと、戦後の自身の歩み、アメリカ体験などが、静かに、ときに激烈に語られている。昭和を代表する保守の評論家の、心のルーツを知るのも、今の時代に意味があることなのかもしれない。

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コメント

この人をズット敬遠していましたが、なるほど
「保守派の心のルーツ」というものに
今、触れてみるのも良いかも知れませんね。

ある若い保守派研究者(?)が、今の政権担当は「保守ですらない」と嘆いたそうです。

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