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2014年11月

2014年11月29日 (土)

『蛍の航跡』 帚木蓬生 新潮文庫

 副題の「軍医たちの黙示録」がすべてを語っている。前作の『蠅の帝国』の続編で、太平洋戦争下の軍医を描き、日本医療小説大賞を受賞した。前作が日本とその近辺を舞台にしているのに対し、こちらは南太平洋やシベリアなどが多い。
 著者はこの2冊を「ライフ・ワーク」と言っている。軍医たちの書き残したものを含む大量の資料にあたり、小説に仕立てたものだろう。ことさら反戦をうたったものではなく、筆はむしろ抑え気味で、淡々とさえしている。その中から、軍隊の理不尽な構造や戦争のむなしさが、強く伝わってくるのだ。
 軍医というのは原則、将校だったのだというのがよくわかった。そんなわけでこの戦記は、将校目線である。そこが古山高麗雄『二十三の戦争短編小説』と違うところかもしれない。

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(私の母方のおじ3人は大正生まれで、みんな戦争に行き、何とか無事に帰ってきました。しかし戦争の重い記憶は生涯、おじたちを悩ませていたように思います。おじは3人ともおそらく下級将校でした。戦後しばらくして帰国、生まれたばかりの私を、とてもかわいがってくれました。戦争関係の本に手が伸びるのは、このおじたちの記憶のためだと思います。忘れるわけにはいかないような気がするのです)


2014年11月28日 (金)

小石川後楽園

 後楽園には涵徳亭という会合施設がある。句会などがよく開かれるところだ。ここで「いとこ会」があった。出席は10名余。私の父は10人きょうだいで、父方のいとこは30人くらいいる。今時には考えられない数字だ! ときどき誰がどこの家の何番目だったのか、わけがわからなくなってしまう。私はいとこ仲間では年少のほうで、年長のいとこたちの話の中では、たいてい「小さかったね」とか「赤ちゃんだった」とか言われてしまう。やれやれ。

 紅葉が見頃で園内には人が溢れていた。

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 カメラ族がたくさん来ている。一眼レフ持参の人も多い。

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(今日は午後から曇りになり、紅葉をきれいに撮るには今ひとつ・・・でした。カメラはMicro 4/3のLUMIX GM。レンズは40ミリ相当です)

2014年11月25日 (火)

ピラカンサ

 どうしてこんなにたくさん、なるのだろうか? しかも全然減らないし、鳥が来る様子もほとんど見ない。おいしくないのかもしれない。しかしあかりを明るくしてくれて、この木をバックに写真を撮っている人も、ときどきいる。

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 近づくとこんな具合。カメラはコンデジ。

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2014年11月19日 (水)

アプリコット色のバラ

 朝晩が冷え込むようになり、マンションのわが家も、朝だけはエアコンをつけるようになった。「秋は寂しいから嫌い」と言うのは、82歳になる水泳仲間。私は自分が11月生まれのせいか、この時期が好きである。
 団地のバラ園には、秋のバラが咲いていた。濃い赤のバラも美しいが、アプリコット色の花も可憐で気に入っている。

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(カメラはMicro 4/3、レンズは50ミリ)

2014年11月16日 (日)

いつのまにか・・・

 近所のイチョウが黄葉し始めている。買い物の途中で思わず見上げてしまった。

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(駅の南側。このあたりはイチョウ並木が続いています。今日は日曜日、人が大勢でした)

2014年11月15日 (土)

横浜の丘

 元町の「港の見える丘公園」の隅にある神奈川近代文学館に行った。「須賀敦子の世界」展を見るためで、同行は若いときの須賀にイタリア語を習ったという女性。かなり混んでいて高齢の女性が多かった。中は撮影禁止です。

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 須賀は1998年に69歳で亡くなっている。あの大震災と原発事故の年、2011年まで生きていたら、どんなことを書いただろうかと考えてしまう。私は彼女を深く理解するのに欠かせない、カトリックの知識が全然ない。でも須賀敦子を思うとき、早く亡くなってしまったことに、それこそ日本的な「無常感」を強く感じる。
 快晴で公園は秋の花がきれいだった。

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2014年11月12日 (水)

モバイル・ルーター

 モバイル・ルーターを入手、意外に小さくて軽い。小型の携帯電話ほどの大きさで、それよりもっと軽いのではないだろうか。これでiPad miniを持ち出すことができるわけだ。ホームにいる母に、いろいろなホームページを見せてあげようかな~~。

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(接続は、私にはややこしかったです・・・。月額料金は日70MBという格安のコースにしました。動画でも扱わないかぎり、たぶんこれで充分だと思います)

2014年11月11日 (火)

鍋騒動記

 ずっと柳宗理のステンレス・アルミ三層鍋2つを使っていた。1つは18センチの片手鍋、もう1つは22センチのフライパン・タイプ。この2つと鋳物鍋で、ほとんどの料理をこなしていた。
 鍋洗いは去年から夫が担当することになり、柳宗理の鍋2つに大きなクレームが出た。2つとも取っ手の付け根に小さな穴があって、そこから取っ手内に水が入って、なかなか出てこないのである。私も気づいてはいたが、彼ほど完璧主義者ではないので、まあいいいか~、ですませていたのだ。彼は不潔だからどうしても嫌だと言う。
  しかたないので、同じステンレス・アルミ三層の、宮﨑製作所の十徳鍋に変更した。この鍋は3つセットで、値段は柳宗理鍋2つより安く、2年ほど前に、アパートでひとり暮らしを始めた娘に、買ってやったことがある。取っ手は取り外し式だ。
 結果です。十徳鍋の圧勝。何より手入れが簡単で、火加減に注意すれば焦げ付くこともない。最初からこれにしておけばよかった!

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(付属のレシピ本です。16・18・20センチのつるりとした鍋に、取っ手と蓋付き。フライパン・タイプがないのが残念です)

2014年11月 9日 (日)

雨の日は・・・

 東京は雨。11月の雨はやはり少し寒い。団地の路地に咲く花も、こんな具合です。

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(もうじき花も見られなくなるなあ。立冬は昨日でしたっけ)




2014年11月 5日 (水)

蔵前橋遠望と句会

 向こうのほうに見える黄色い橋は蔵前橋で、下を流れているのは当然ながら隅田川。

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 私が行ったのはここよりもっと下流の柳橋の近く。隅田川沿いのテラス(歩道)からは、スカイツリーと蔵前橋が遠望できる。

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 この近くで句会があるので、毎月のように出向くことになる。俳句はいつも3句出して、全部で60句近く並んだところを、5句を互選、得点を競う。互選に加えて主宰の特選3句と並選10句ほどがある。特選をもらうこともたまにはあるが、何ヶ月も点が少ししか入らない場合も多い。きっと才能がないんだろう・・・。俳句というのは、意味があるような、ないような、奇妙な世界ではないかと思うことがある。

長生きをしすぎたと言ひとろろ汁  こはる

蓮の実の飛んで異国の夢を見る  こはる

 


2014年11月 3日 (月)

『草の花』 三田完 文春文庫 

 句会小説第2弾。前作『俳風三麗花』の続きで、昭和10年から終戦までの日々が語られる。登場する3人の女性のうちのひとりが、女医として満鉄大連病院に赴任するところからスタート、甘粕正彦や川島芳子、溥儀なども出てくるなかなかスケールの大きいストーリーで、さまざまな政治情勢の中、ときどき句会の様子が出てくるのは、著者もそこにいたのではないかと思わせるほど、リアルな感じだ。国内の場面には永井荷風や高浜虚子も登場する。穏やかな優しい文の運びがとてもいい。

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2014年11月 2日 (日)

伊豆・火口の縁を歩く

 大室山は火山で、3000年ほど前に噴火して、城ヶ崎海岸を形づくったそうである。今はとりあえず静かで、誰でも火口までリフトで上れる。火口はアーチェリー場になっていた。「大丈夫なのかねえ」「神様は怒らないのかしら」とは登山客の意見。

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 周囲は1キロほどの遊歩道。けっこうアップダウンがあるが、足に問題のある私でも、一周するのは簡単だった。

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2014年11月 1日 (土)

伊豆・富戸の秋祭り

 伊豆は小さな港がいい。城ヶ崎海岸近くの富戸港から、遊覧船に乗ってみた。港はこんな小さなところである。

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 船は城ヶ崎海岸を30分ほどかけて回り、またこの港に戻ってきた。ここからバスですぐのところに三島神社があり、今日は伊豆で最後の秋祭りがある。

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 観光案内などには載っていない地元の人主体のお祭りで、学校や商店は休み。着飾った女性や子供が大勢出ていて、とても賑やかだった。みんなすごく楽しそうである。

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 神社から海のほうに下ったところで、神事の踊りの奉納があった。地域の人がどんどん集まってきて大盛況。

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 踊るのは全員男性。少年もいる。大きな声で謡いながら太鼓を叩きながら、迫力満点の勇壮な踊りだった。神事は山車を引いたり踊ったりのほか、ストーリーの流れがあるらしいのだが、今回は偶然出合ったので由来がよくわからない。この祭りのために帰郷した人が、「今回は初めから終わりまで、みんな見たいと思っている」と言っていたのが、とても印象的だった。

(カメラはMicro 4/3、レンズは20ミリだけ。すばらしい天気で蔭が強く出てしまいました。雰囲気の一部でも伝わるといいのですが・・・)






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