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2014年3月 9日 (日)

一葉の日記2

 筑摩版の全集を本棚の奥から出して以来、それを読むことが多くなった。註が詳細で文庫の抄録よりおもしろいのである。ただ、旧かな旧漢字のうえ句読点がなく、行替えすらないので、なかなか進まない。

 日記の公刊は明治45年で、馬場孤蝶が貢献した。日記の価値は早くから認められていたようだが、登場する人物への悪口がかなり書いてあって、刊行に反対する人も多かった。妹の邦子でさえ、部分的に削ってはどうかと言っていたらしい。それを全部そのまま、一句たりとも削除しないことにしたのは、孤蝶の英断。

孤蝶は一葉に日記に、
をしむところは短慮小心 大事のなしがたからん生れなるべけれども 歳はいま二十七 ひとたびおどらば山をもこゆべし
と書かれているのだが、その山を越えたのだろうか。日記の公刊は一葉研究史上、いちばんの大事件だ。

 現在では岩波書店から影印本が出ていて、一葉の筆跡を実際に見ることができる。もっとも私には読めないのだけれど・・・。

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(あと少しで春なのでしょうか。今日も空気が冷たいです)

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