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2014年2月21日 (金)

一葉の日記

 一葉をときどき読むようになって30年くらいになる。最近は主に日記。一葉の日記は小説全部合わせたより量があるといわれ、文学的にも価値が高いのだそうである。でも私の興味は、あの時代の女戸主だった彼女の生活そのもので、明治20年代後半の市井の暮らしが伝わってくるのがおもしろい。文庫は抄録で、大事なところはあるのだと思うが、割愛されたエピソードが楽しくて全集を拾い読みすることになる。

(明治26年)二月十三日 よへよりの寒気いとはけし 寒暖計は零度以上五度に成ぬ(中略)仕かけ置し米のたゝこほりに氷りて桶より出すこと難くこれにも湯をそゝきてやうやうにとかしぬ

「五度」というのは華氏で摂氏では零下15度。明治の東京・本郷菊坂は寒かったようである。

R0012870
(角川文庫の一葉日記。和田芳恵の編・解説で2冊本で、かなり古いです。現在ではちくま文庫から『樋口一葉 日記・書簡集』が出ています。どちらも抄録。日記についてはまた書きます

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