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2012年8月17日 (金)

『新版 トンボ玉』 由水常雄 平凡社

 日本語で書かれたトンボ玉の基本書とも言えるもので、美しい図録がたくさん収められている。ずっと写真だけ眺めていたが、今回ちょっと読んでみたら、なかなかおもしろかった。アンティークなトンボ玉は世界中から出るが、何といってもヴェネツィアとオランダ製のものが多く、新しいものはインド製が多いのだそうである。新旧の見分け方なども出ていて、コレクターには役に立つのだろう。トンボ玉は19世紀まで、ヨーロッパとアフリカとの交易に使われ、黄金から奴隷にいたるまで、さまざまなものと交換された。コレクターでもある人類学者の川田順造さんは、『アフリカの心とかたち』で次のように書いている。

とにかく玉というものには、それを手にした人の心を、前後の見境なくとりこにしてしまう不思議な魅力があり、だからこそこんなにも世界中に散らばったのであろう。中略この小さな玉たちが沈黙をやぶって、口々に数奇な旅の物語をしてくれる日は、どうしても来ないものだろうか

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