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2012年3月12日 (月)

『芭蕉はどんな旅をしたのか──「奥の細道」の経済・関所・景観』 金森敦子 晶文社

 芭蕉の奥の細道の旅を、江戸時代の旅日記を参照して、現実的に再現してみようという本である。荷物はどんなものを持って、何を食べて、どんな宿に泊まって、いくら払って等々。当時の東北が辺境の地であったのが、よく伝わってくる。厳しい寒さ、貧しさ、泥濘の悪路のようすを読むと、どうしても大震災からの復興に苦しむ今の東北が連想され、芭蕉以降の400年間、中央は東北をどう考えてきたのか、つくづくと考えさせられてしまった。

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(江戸時代の旅日記がたくさん紹介されていて、それもおもしろかったです。以前に紹介した『旅する江戸絵画』の東北バージョンといった趣があります)

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コメント

「奥の細道」とか「シルクロードとか」心地よい響きですが、実は過酷な旅。東北はいまだに中央の踏み台にされていると思うので、「アメニモマケズ」や「おしん」は好きになれない・・・・僻みでしょうか?

ロマンチックでない、いい本だと思いました。
「奥の細道」自体には書かれなかった東北が、
この本から伝わってきます。

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金森敦子 芭蕉はどんな旅をしたのか──「奥の細道」の経済・関所・景観  晶文社 という本を紹介しておられるのを見つけたので、ここにメモして置く。 図書館検索したら、貸出し可。... [続きを読む]

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