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2010年5月 6日 (木)

句集『一つ音』 岡本眸・ふらんす堂

 岡本眸が好きである。これは一日一句の体裁をとった文庫本の大きさの句集。5月のところには、こんな句が並ぶ。

〈飲食にいのち汗ばみゐたりけり〉
〈矢車にぶつかる星もありぬべし〉
〈明易や机上にきのふの文字ばかり〉


 静かな句が多く、かつての〈おのが分けし芒に退路断たれたり〉や、〈蟻殺す見失はざるため殺す〉といったような、荒々しい句は姿を消している。少しだけ寂しい。
 かつてはこんな句も詠まれた。

〈夫愛すほうれん草の紅愛す〉
〈雲の峰ひとりの家を一人立ち〉
〈うしろ手を解き十薬に親しみぬ〉

R1010745

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