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2009年11月

2009年11月26日 (木)

紅葉と黄葉

関東平野の街にも、ようやく紅葉がやってきましたね。コンデジを持って、近所を久しぶりに散歩です。暖かないい一日でした。今週末には、赤も黄色も散ってしまうでしょうが。帰りに本屋で、村上春樹の短編集『めくらやなぎと眠る女』を買いました。

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2009年11月21日 (土)

『俳風三麗花』 三田完・著 文春文庫

 俳句は座の文芸と言われます。その句会を描いた「本邦初の句会小説」(文庫の帯から)がこれ。本屋で見かけてびっくりしました。

 品があって楽しい上質な小説だと思います。舞台は昭和7年、東京・日暮里渡辺町。句会は7~8人ほどで、うち3人が若い女性、その3人の句と人となりの成長物語となっています。女性の1人は大学教授令嬢、2人目は医学生、3人目は浅草の芸者で、これだけでもおもしろそう。句会の様子はかなり現実的で、参加したことのない人には参考になりそうなくらいです。そして参加者の作ったとされる句が、それぞれいかにもその人らしく、しかもうまい! 初心者とされている人のも、そうは見えません。もしかしたらリアリティより詩情を大切にした小説なのかも。そういえば、昭和も遠くなりました。

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2009年11月19日 (木)

柳橋

東京・柳橋で句会があって出向きました。いちおう東京生まれなんですが、ここは2回目です。橋は神田川にかかっていて、あたりにはかすかに江戸情緒が残っています。この佃煮屋兼船宿で、牡蠣の佃煮を買いました。冬期限定。

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2009年11月12日 (木)

『わたしの名は紅』 オルハン・パムク著・和久井路子訳 藤原書店

 2006年のノーベル文学賞は、トルコのオルハン・パムクという人でした。ほとんど記憶になかったです・・・。この本は友人の薦めで手にしました。長編で分厚く、持ち運べませんよ、念のため。

 オスマントルコ時代のイスタンブールを舞台とした、ミステリー仕立ての長編小説。16世紀の細密画家たちが主人公で、「西洋以外のどこかで生きている創造的芸術家たちの写実主義と芸術の苦悩の物語として読まれるべき」と、パムク自身が日本の読者にあてた前書きに書いています。全章が「わたしの名は○○」という形で一人称、本の題になっている紅とは、細密画に使う赤い色のこと、つまり人間以外も一人称で登場します。イスラムの教えと絵画の創造性とは矛盾しないのかと、何回も深く問われているけれど、これはイスラム世界では今日的な問題なのかもしれないと思ったら、今の日本での宗教の影の薄さが、かえって気になってしまいました。翻訳が硬い感じで、あまり読みやすくなかったのが残念。もしかしたら原文がすごく凝った文章で、訳しにくいのかもしれません。イスタンブール、行ってみたいですよね。

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