最近のトラックバック

2018年4月19日 (木)

『佐野洋子の「なに食ってんだ」』   佐野洋子  NHK出版

 佐野洋子の遺した絵本、エッセーなどから、食に関係した文を集め、絵や写真とともに食事典。挿絵は佐野自身が描いたもの、料理の写真は再現したものなので、たぶん息子さんの協力があるのだろう。食いしん坊で料理上手でもあった佐野洋子の魅力が、ずんずん伝わってくる楽しい本である。

Dsc00893

 レシピ本ではないので、料理の参考にはならない。でも無類におもしろい。子供のころの中国の思い出、お母さんの餃子の話、トンカツの肉をたたきすぎたこと、すっぱい焼きそばの作り方・・・・・・。

 佐野洋子は2010年に72歳で亡くなってしまった。残念で寂しい。

 ところでこの本の編者、オフィス・ジロチョーって何者なんだろう?

2018年4月15日 (日)

4月の句会

 温度差に振り回されている間に、4月も後半にさしかかってきた。月の初めに句会が2つあって、ひとつは下町で18人くらい、もうひとつは大きな会で、こちらはいつも欠席投句を繰り返している。参加者が40人を超すのである。難聴にはつらい。どうせ欠席だと思うと、大胆というか奇妙な句を出すことになる。

少しだけこの世の辛味春大根

小貧乏どうにもならず啄木忌

 どちらも点をいただき、主宰にも選んでいただいた。あれ? 先日の〈しわくちゃを愛しているの春キャベツ〉も、この句会に出したものである。

 たまには出なくちゃなあと思います。

R0061589

2018年4月 8日 (日)

タケノコと圧力鍋

 タケノコがやって来ると大忙しだ。なるべく早く茹でなければ、味が落ちるから。そんなわけで、いつもはガス台の下にしまってある圧力鍋が登場。

Image1
 ラゴスティーナの5リットルタイプ、30年以上使っているのだが、2人暮らしになってから、使うのはもっぱらタケノコを茹でるときばかりになった。久しぶりに蓋を開け閉めしたら、ものすごく力が要って閉口。あれ? こんなに腕力がなくなったのかしら。どころが、後で夫が掃除したら、簡単に開閉できる。要するにてっぺんのハンドルの周辺に、ゴミだの油だのが固まっていただけらしい。手入れ不足を反省。

 タケノコはまず炊き込みご飯にして、先日堪能した。うちで茹でたものは、香りがよくて歯ごたえもシャッキリ、余りは土佐煮と若竹煮、味噌汁にと、1週間くらいは楽しめる。

Img_0485
(ラゴスティーナの写真はAmazonから拝借しました。筍ご飯は先日、写真に撮る前に食べてしまった。昨日は簡単な煮物、これは一人分です)


2018年4月 2日 (月)

鬱金桜と桃の花

 染井吉野が散り始めている。そろそろ八重桜だ。近所には鬱金桜(ウコンザクラ)というのがあって、以前は樹名の札をつけて花も多かったのだが、最近は足を止める人もいないほど地味な存在。よーく見ると、ひょろりと高い樹のてっぺん近くに、ちらほら咲いている。花は緑色。珍しいのです。

Dsc00853

 近くにはが満開だった。こちらは屈託なさそう。実はなりません。

Dsc00865

 どちらもコンデジで、上の鬱金桜は望遠500ミリ近くで撮った。下の桃は望遠100ミリくらい。花散歩はとっても楽しいです。




2018年3月30日 (金)

『〈女帝〉の日本史』   原武史 NHK出版新書

 日本はどうして女性政治家がこんなにも少ないのだろうか。教育などは均等に行き渡っているというのに。この本の書き出しは、こうした疑問から始まっている。いわゆる女性史の本とは違うと直感的に思い、読んでみることにした。直感は当たっていたようで、もうじき元号が替わろうという今、時宜を得た新書である。帯には「東アジアとの比較で日本をとらえ直す野心作」。
 終章から引用する。

日本で近代(明治)以降に強まった、女性の権力を「母性」や「祈り」に矮小化してしまう傾向は、(中略)女性の政治参加が憲法で認められたはずの戦後にあっても、女性を権力から遠ざけるという影響を及ぼしているように思われます。こうした状況が続く限り、日本で女性議員を増やし、女性の政治参加を増やすことは根本的に難しいと言えます。それを可能にするためには、(中略)男系イデオロギーによって隠蔽された「女帝」の日本史をもう一度掘り起こし、いまなお根強く残るジェンダー役割分業観を歴史的に相対化する視点を養わなければなりません。本書はまさにそのために書かれたことを、最後に強調しておきます

P1050833
(歴史的に相対化って、容易なことではありません。漢字も満足に読めないようでは無理です。ちなみに、原武史の『昭和天皇』『昭和天皇実録を読む』(ともに岩波新書)も、たいへんおもしろいです)
 

2018年3月29日 (木)

平日の花見

 団地には公園がたくさんあるが、うちの近所は駅から少し遠いので、土日でも花見客で混雑するようなことはない。今日のような平日など、静かなものだ。

Dsc00846

 うちから駅に向かう途中は、桜並木になっている。

Img_0478

 人込みに出るのは最小限にしている。リウマチはもともと、わりにいい状態で来ていたが、飲んでいる薬は多かった。たまに手の指が腫れたり、肘が痛んだりしていた。薬が替わってからは、どこも腫れなくなったが、手首から先がかすかに重い。20年近く飲んでいたステロイドと、つい最近、絶縁したからかなあ。
 薬の変更は、新しい主治医に強く勧められたからである。「治療がうまくいっているほど、薬を替えにくいものです」と、まことにもっともなお話。「副作用は出てからでは遅い」とも。長く飲んできた抗リウマチ薬の、MTXが替わるのも、もうすぐだ。リウマチの主治医が替わって2ヵ月、今は移行期なのである。

 体重が増えつつあり、脚が重く感じる。あれ?

花巡り老母小声でどっこいしょ〉   こはる




2018年3月27日 (火)

庭の花たち

 しばらくぶりに庭を観察、7坪ほどの笑ってしまうほど狭い庭だが、春咲きの球根がたくさん花をつけていた。

P1050824

P1050827

 上は水仙の原種に近いといわれている花、白い鈴のような形をしているのはスノーフレークである。いつ植えたかも忘れるほど、以前からの住人。下のはチューリップで、これも華やかな種類ではない。水仙もチューリップも、大きくて派手な花をつけるものは、公園などでいくらでも見られるので、あえてこういう矮小種を選んだ。春をつつましく教えてくれる。

 団地の1階なので庭があるのだが、庭は賃貸料を払っている(家というか部屋は自前です)。これが家の管理修繕費とはけた違いに安いので、たまに理事会で問題になるのだとか。でも自分の庭でないと自覚しているから、やたらに掘ったり植えたりしないのである。まさか部屋を増設したりしません。

 椿がまだ咲いている。ヒヨドリやメジロに食べられないうちに一枚。
P1050828

 片隅ではローズマリーが咲いていた。咲かない年もあるのだが。
P1050831

(カメラはミラーレス一眼、マクロレンズを使いました。大きなカメラは持てなくなりましたが、自分のうちの庭なら何とか)








2018年3月19日 (月)

桜と杏

 いつもなら桜より杏の花が、1週間くらい先に咲く。でも今年は同時に咲いた。桜がいかに早く咲いたかということなのだろう。

 こちらは杏。
Dsc00832

 そしてこちらが桜。枝垂れです。
Dsc00833

 杏の木はあまりないせいか、桜だと思われたりしている。花は白っぽく、つつましげで好ましい。
 ちなみに桜の写真はRicoh GR 28mm、杏はコンデジのSONYのコンデジ。500㎜の望遠ズームがついており、鳥だの梢に咲く花だのを撮るのに都合がいい。

2018年3月16日 (金)

『陰謀の日本中世史』  呉座勇一  角川新書

 ベストセラー新書『応仁の乱』の著者が書き下ろした話題の本。扱っているのは保元・平治の乱、実朝の暗殺、本能寺の変など、だれでも知っている歴史上の大事件ばかり。それらにまつわるさまざまな「陰謀論」を、最新の学説でひとつひとつ検証し、トンデモ学説を一蹴するというのが、この本の大きな目的と、著者は前書きにも後書きにも書いている。最近はトンデモ学説の本があふれているのだそうで、そうした歴史のゆがんだ解釈から身を守るために、この本を読んでもらいたいと。著者はまだ30代、わかりやすくしっかりした文章で、70のバアサンでも楽しく読めた。
 歴史なんかどうにでも解釈できるというのが、偏らない歴史教育ではないのだ。

P1050817_2
(笑ったのが、著者が書いている「学者はその研究対象に似てくる」という話。たとえば公家の研究で、公家の気持ちになって資料を読解し続けていると、しまいには自分も公家に似てきてしまうのだそうです。もちろん研究者ですから、客観性をなくすわけではありませんが・・・)

2018年3月14日 (水)

満開

 母のところに行くと、周囲は静かで緑の多い住宅で、古くからの大きな家が多い。庭木がびっしり、竹藪もあって、もうじきウグイスの声も聴ける。こちらのお宅の梅は超満開だ。

Dsc00818

 山茱萸も咲いている。黄色の小さな花で私は好きだ。

Dsc00820

 そして辛夷。あっという間に満開になってしまった。

Dsc00822

 ここは城南住宅といって、昔からのお屋敷町なんだそうである。厳しい建築制限があり、アパートやマンションは建てられないらしい。世代が替わったときには大変なのかもしれないが、今は貴重な住宅緑地になっている。

 カメラはいわゆるコンデジで性能はイマイチ。でも500ミリの望遠になるので、そこだけがスマホにない長所かも。







«春三月

2018年4月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ