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  • 前田耕作: 『玄奘三蔵、シルクロードを行く』 

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『弱さを強みに』 天畠大輔 岩波新書

副題に「突然複数の障がいを持った僕ができること」。著者は1981年生まれ、14歳で病気で心停止を起こし、後遺症で手足のマヒ、発話障害、視覚障害、嚥下障害となった。現在、24時間介助を受けてひとり暮らしをしながら、社会福祉の研究をしている、世界でもっとも障害の重い研究者のひとり。

当初、幼児並みの知能になったと医師に言われた著者が、コミュニケーション能力をつけて、大学院で博士号をとり、障害当事者の相談を受ける「一般社団法人 わをん」を設立運営するまでの20年の奮闘が、若者らしい言葉で生き生きと語られ、読んでいて著者の世界が広がっていくのが楽しい本だった。

彼は心停止の結果、脳に大きなダメージを受け、身体的には不自由の極みになったが、思考力は残っているのを、家族が気づいた(医師が気づいたのではない)。そしてその力を伸ばしたいと行政に掛け合い、大学に進学してからは自らボランティアを募り、パソコンを使って論文を書いた。親なき後に施設収容にならないために、自分の生きるコミュニティも作っている。今の若者の行動力はすごい! これからの重度障害者の生き方のモデルになるだろう。一気読みできるほどおもしろく、読みやすい本である。

著者には「天の畠に実はなるのか」というホームページもある。

http://tennohatakenimihanarunoka.com/news/index.html

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2022年1月 3日 (月)

『テヘランでロリータを読む』  アーザル・ナフィーシー  河出文庫

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 新年最初のこの...

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2021年12月24日 (金)

クリスマス・イブ

足がよくなったので夕方から外出。久しぶりのことである。駅のそばの銀杏並木にイルミ...

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2021年12月19日 (日)

足首痛の原因

11月半ばにこのブログで、足首の痛みで満足に歩けないのが続いているとぼやいた。近...

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2021年12月 8日 (水)

12月8日

日本が米英に宣戦してから、ちょうど80年になる。季語にもなっている「開戦日」であ...

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2021年12月 3日 (金)

冬夕餉

銀杏の形をした干し大根が手に入ったので、ハリハリ漬けを作る。味が沁みるまで数日か...

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2021年11月26日 (金)

膝と足首

夏から脚に悩まされていた。7月は膝関節症で、これは雑誌で見た簡単な膝体操を、毎日...

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2021年11月10日 (水)

『その島のひとたちは、ひとの話をきかない』  森川すいめい 青土社

副題は「精神科医、自殺希少地域を行く」。生きやすさとはどういう場所にあるのか、四...

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2021年10月29日 (金)

『障害者の傷、介助者の痛み』  渡邊琢  青土社

注記が多く400ページに近い大著。著者は1975年生まれ、日本自立生活センターで...

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2021年10月26日 (火)

『硝子戸のうちそと』 半藤末利子 講談社

夏目漱石に『硝子戸の中』という作品があるが、著者は漱石の孫娘で、それをもじって題...

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