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2019年3月16日 (土)

リウマチの診察日

 主治医はどうもこの病院を代表するような方らしくて、いつもとても忙しそうだ。せわしない雰囲気で話しにくいので、私はいつも自分の言いたいことを、スマホのメモに書いておくことにしている。混んでいるが待ち時間は1時間くらい。

 ゼルヤンツの効き目はすばらしく、CRPはずっと0のまま。ステロイドもゆっくりだが減らせている。ありがたいことだ。リウマチでは同じ薬が、やがて効かなくなることも、よくあるらしい。これを「エスケープ現象」といい、薬によって、また患者によって、差があるようだ。私はMTXも長く飲んでいるが、これはもう効かなくなっている可能性が高く、そのうち中止になるかもしれない。リウマチの特効薬に近いのはアクテムラだと聞くが、どうなのだろうか。たしかに待合室で、アクテムラだけがよく効いたという話は、ときどき聞く。アクテムラは点滴らしく、病院に長く留まらなくてはならないけれど。ゼルヤンツは飲み薬なので、薬局でもらって帰宅できる。

 免疫関係は新薬がどんどん出ていて、リウマチ治療はわずか5年前とも違ってきている。患者も調べて考える必要がありそうだ。

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(近所の山茱萸。ピントが一部にしか合っていなくて、すみません。この黄色にはいつも、浅い春を感じます)

2019年3月15日 (金)

『象の消えた動物園』  鶴見俊輔  編集工房ノア 2011.08

 村上春樹に2005年刊行の、『象の消滅』という短編集がある。あまりにも似た題なのが気になった。似ていたのは偶然ではないのがすぐにわかった。鶴見が意識してつけた題なのである。二人に交流はなかったようだが、鶴見は村上のサリン事件のルポ(「約束された場所で」)を高く評価していた。鶴見の場合の「象の消滅」とは、大東亜戦争の記憶を意味するのが、読んでいるうちにわかってきた。

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この本の題は、村上さんの短編から拝借した。この短編集も、すぐに理解したわけではない。かなりながいあいだ、この小説の記憶が私の心にとどまって、そういうことかという理解にかわった。そこから自分なりの同時代への見方が生じた。それにつれて、他の同時代への道すじも出てきた

 この本は2005年から2011年にかけて、つまり83歳から89歳の間に書かれた短い文章を集めたものである。体調がよかったとは思えない。

私は、同時代からはなれたくらしをしている。本を次から次へと読むわけではない。しかし、同時代の日本に住んでいるので、いくつかの信号を受けとる

 点滅しながらも確かな信号を出し続けたのだと思った。高齢や孤独をことさら鼓舞することにない文章を読むと、とても慰められます。

2019年3月11日 (月)

クリスマスローズ

 久しぶりにカメラを持って近所を散歩、花粉の季節なのでマスク姿である。クリスマスローズが咲いていたので、しゃがんで撮った。マスクがずり上がって、邪魔でしょうがない。もっと屈もうとすると、左ひざの人工関節が文句を言う。痛くはないけれど。

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 クリスマスローズは素人でも交配して、新しい感じの花が作れると聞いたことがあり、展覧会もあるそうだ。下を向いて咲くので、撮影にはとても厄介です。

俯きてクリスマスローズの盆の窪〉   こはる

2019年3月 8日 (金)

3月の句会

 下町で句会があった。兼題は「土筆」である。「つくしんぼ」や「筆の花」も可。私が好きだったのは主宰・代表のこの一句。気宇壮大でいい。

目標はスカイツリーだつくしんぼ〉  岡本久一

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 詠み込みは「」。高点句はこれだった。

春風やまた外れてる胸ボタン〉   Tさん

 投句は一人3句で、自由に詠んだ句もたくさん出る。私のはこれで点をいくらかいただきました。感謝です。

冴え返る背筋伸ばしてMRI〉   こはる

2019年3月 7日 (木)

梅満開

 届いた夕刊・東京版によると、亀戸天神の梅が満開だそうである。このところ雨が多くて、今日も降っているが、さすがに底冷えはしなくなった。

 うちの庭の梅も満開。雨にぬれても散らない。

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 ようやく税金の確定申告を終えた。医療控除の計算が面倒で、通院費を入れ忘れたりしてやりなおし、一日がかり。申告はもう30年くらいやっているのに、要領がだんだん悪くなるような・・・。

2019年2月28日 (木)

『おらおらでひとりいぐも』   若竹千佐子 

 ちょっと前の芥川賞受賞作。主人公は74歳の女性で、夫に死に別れた。著者は1954年生まれだから、65歳になったくらいの人だ。

 玄冬小説の傑作だということなのだが、私にはおもしろくなかった。文章はともかく、主人公の考え方などがごく当たり前のように感じられてしまい、老境テーマにした小説だから仕方ないのだろうけど、あまりにせせこましい世界で、読んでいて楽しくない。ユーモア小説ではないにしても、もう少し書きようがなかったのかなあ。力入りすぎという印象。それともこういう書き方は、私小説の伝統なんだろうか。

 無茶苦茶な比較なんだろうけど、先日kindleで読んだカズオ・イシグロの『日の名残り』『わたしたちが孤児だったころ』のほうが、過去を回想するにしても厚みがあり、ずっとおもしろかった。全然違う本同士なのだから、比べるほうが間違っているんだけど……。

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2019年2月24日 (日)

咲いています

 団地の1階に20年以上住んでいる。7坪ほどの小さな庭があって、梅、椿、金柑、茱萸、薔薇などが植えてある。梅がようやく咲き始めた。椿は正月ごろから咲いているのだが、ヒヨドリとメジロが花びらを食べてしまうので、すぐに見苦しい姿になってしまう。花の芯にも頭を突っ込んで、ピーピー鳴いている。これはわりに傷んでいない花。

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2019年2月23日 (土)

『思い出袋』   鶴見俊輔  岩波新書

 鶴見俊輔を読み続けている。この新書は、鶴見が80歳から87歳にかけて、岩波書店の「図書」に連載したものを集めた本で、読みやすくてよかった。鶴見の本をたくさん読んでいればいるほど、読んでいなくてもそれなりに、楽しめる内容である。若い時のアメリカでの猛勉強生活、戦争体験、日米交換船での帰国、戦後の広範な活動の思い出などが、ほんの数ページ単位で語られ、重複する内容も多い。たぶん高齢のせいだろう。編集者はわざと手を入れなかったのではないだろうか。とにかく鶴見自身が、70歳ごろから、「もうろく帖」なるものをつけていたらしいから。

 若いときから、気に入った人の著作を、数年単位で読み続けるくせがあって、うちには何組もの個人全集がある。鶴見も全集があるようだが、それはもう買わない。河出文庫からアンソロジーが4冊、出ているのでそれでいいことにするつもりだ。1冊が400ページを超える厚さ、編者の黒川創は鶴見の伝記を書いた人である(写真右端の辞書は、本が倒れないように置いただけです)。

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(内容もさることながら、鶴見俊輔の文章が性に合いました。あのポツポツした、飾り気のない短めの文章と、易しい言葉遣い。「普通の人の哲学」を大切にした人らしいと思います。もちろん、違う本も読んでいますが、それはまた)

2019年2月20日 (水)

『土井善晴の定番料理はこの1冊』   土井善晴  光文社

 久しぶりにビーフシチューを作ろうと思い、この本を引っ張り出した。10年前に校正をした本で、印象がよかったのである。ポテトサラダ、カレー、餃子、エビチリソース、カキフライなどと並んで、ビーフシチューもある。料理の本にしては文字が多く、1つの料理に6ページもさいていて写真もあり、とてもわかりやすい。今見ても、なかなかいい本だと思う。

 「肉を炒めて引き上げ、そこに玉ねぎを炒め粉を入れて、よくよく炒める。バターを落としてからケチャップを入れ、またまたよく炒める。ここまでで味のほとんどが決まってしまうから、頑張るように」などと書いてあるのを読むと、そうか、やってみようと思うのである。出来上がりは、最近にないおいしさ! 

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(仕事での料理本は珍しいです。初校か再校かは忘れました。雰囲気のいい本で、やっていて楽しかった記憶があります)

2019年2月19日 (火)

0(ゼロ)

 体のどこかに炎症を示す反応として、CRP(C reactive protein)というものがある。通常は0.3以下だが、リウマチがよくないと2.0とか3.0、はなはだしいと8を超えたりする。肺炎などでも高くなる。

 リウマチになって20年、毎日2行程度の簡単な日記をつけている。治療は2年くらいで軌道に乗り、以来、大きく体調を崩すことなく過ごしてきた。でもCRPはずっと0.3前後で、完全に0になることはなかった。
 それがここへきて、何カ月もずっと0。たしかに体が軽い。8月に新薬(ゼルヤンツ)を飲むようになるまで、体の中にかすかな炎症が、いつもあったのだろう。知らなかった。そういえば以前は、手足の指や手首、足首などがときどき痛くなった。
 この20年のリウマチ治療の進歩は目覚ましく、新薬がたくさん出てきた。ただ、どれもかなり高価で、いろいろな補助を使っても、月に2万以上かかる。ずっと使い続けることが多いのに、難病指定にはなっていない。

 パソコンが不調で、データのバックアップが必要そうなので、久しぶりにUSBメモリを買った。32Gで1000円しない。これは20年の進歩かな。

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